本書の文中でフランス人・パリジャン・パリジェンヌという言い方がいくどとなく出てきますが、もちろんすべての「フランス人」「パリジャン」「パリジェンヌ」がそうであるわけではありません。
本書に出てくる「フランス人」「パリジャン」「パリジェンヌ」は、ツーリストが出会う可能性が比較的高い「フランス人」「パリ ジャン」「パリジェンヌ」のみなさんが中心です。
ご承知のとおり、フランスは個人尊重の国のせいか、「俺流」などと声高に叫ばなくても「俺流」に決まっており、「個人的な意見ですが」などと前置きしなくても、意見は個人的に決まっているようなので(?) 、公共機関やお店などで何かを質問しても人によって言うことが違うこともしばしばあります(あるいは、人によって決まりを外れて融通をきかせてくれたりもあります)。
よって現地取材に基づいて各ナビゲーターが書いている本書の記述と、実際みなさんが遭遇するケースとが違う場合があるかもしれませんが、自分にとっていいほうに違う場合は喜んでその恩恵に浴し、悪いほうに違う場合は、主張してみるなり、別の人にかけあうなりしてみることをおすすめします。
(つづきは本書で)